信件2 昭和 5 年 5 月 6 日 (明信片) (市外 中高井户)
蚊虫已经多得不得了了。我什么都写不出来,只是在读书。我真想去一趟法兰西啊。果然只有五十日元左右的话,还是很困难的。似乎要八十日元才可以。显然今年年内是没法去了。昨天我去了名叫“曾几何时”的那家店。有人问我:“那一位是已经到这里了,还是,现在仍在京都吗?”真是一如既往,去那里的客人都是些惹人厌的家伙,说着那什么所谓智慧,喋喋不休。顺带一提,我最近喝鲜啤酒,所以经常去那家店。
后会有期
手紙2 昭和5年5月6日(はがき)(市外 中高井戸)
蚊がもう沢山だ。何にも書かない、読むっきり。仏蘭西には大変行きたい。やっぱり五十円やそこらでは辛いらしい。八十円あればやれるらしい。今年中にはまず行けない。昨日「しばらく」に行った。「あの方はもうこちらですか、まだ、京都でございますか」と訊ねていた。相変らず、行ってる客はイヤな奴ばかりで、何かかか謂う所の智的喋舌。それに近頃はナマを飲みに、沢山来る。
さよなら